これからの時代を生き抜く力とその育て方 (1)
こんにちは。
ケイ・イングリッシュスクールの丸尾です。
今、かつてないほどに時代の流れがはやいことを感じざるをえません。
それを感じさせるのはテクノロジーの進化のスピードです。
AI、VR、ロボットなどテクノロジーは世界的競争の中で
ますます加速していきます。
労働人口の数的優位性がない日本は、
そろそろ個々の能力を最大限に伸ばす教育に力をいれないと
グローバル競争に勝つことができないのではないかと危惧されます。
これからは”個の尊重”の時代。
主体性を持って、自立的行動ができることが必要です。
最近、教育現場を20年以上の経験をされた方や
会社でいろんな成果を出している方など
いろんな人たちと話をする機会がありました。
そこで私なりにまとめてみました。
まず教育現場にいる人間として
興味深いお話から。
教育の根幹は「愛」。
こう話してくれたのが、
(株)こうゆう 花まる学習会の高濱正伸さんです。
そしてこう付け加えられました。
「全員えこひいき!」。
全員にえこひいきすれば、
全員が成長するチャンスが与えられます。
この考え方は私の実践していることを
言い表してくれました。
私は生徒にそれぞれに合ったやり方をしています。
ですので、100人いれば100通りのアプローチです。
そして、そのやり方は子供たちから話をしながら
決めています。
つまり、子どものやりたい気持ちを優先するから、
子どもが楽しく学ぶことができるというものです。
これは心理学のself-esteem(自己肯定感)をつくる仕組みです。
1.何か物ごとを自己決定させる
2.決めると自己肯定感を持つことができる
3.承認欲求を満たす(褒めて高揚感を得る)
そして高濱さんは、教育の根幹の「愛」について
このように話しくれました。
「子どもはその人が喜んでくれることに喜びを感じている」と。
その人とは多くの場合は、親です。
「すごいね、そんなことができるようになったんだね」
「どうして分かるの?すごいね」
すると、子どもは得意げです。
子どもは大好きな家族に褒められたいためにやっています。
その小さな成長に目を向けて、
ともに喜ぶこと(共鳴すること)です。
私も心の底から子どもたちを尊敬しています。
なぜって、
自分が小さいころできていないことができるからです。
しかも吸収力が早いし、私が知らないことを一生懸命話してくれます。
だから、「すごいね」というと
子どもは家で頑張って覚えてきたとか、
練習したとか話してくれます。
こんな学習スパイラルを回すことによって、
その先には大きな力になっていくと確信しています。
さて、これからの時代、どんなチカラが必要になってくるのか。
長くなりましたので、
次のブログで話していこうと思います。