これからの時代を生き抜く力とその育て方 (2)

こんにちは。

ケイ・イングリッシュスクールの丸尾です。

多様な業界で活躍している人に
どのような教育を受けて育っているのか
興味があり、いろいろなお話をきく機会がありました。

例えば、習い事。
多くの人は、親が決めた習い事を継続してやっていました。
つまり、親の子どもにはこうあってほしいという姿を目指して
こんなことが子どものうちに必要そうだということをやらせるというのです。

なるほどなあと思う節はありました。

習い事ではありませんが、私の親は小学生の私に毎朝堤防までのランニングを課していました。
あまり考えずに、ただただ毎日続けました。
子どものころに自分からランニングしたいとは思わないですよね。
むしろ野球やサッカーの方がはるかに人気なのに。
それでも、おかげさまで体力と忍耐力はついたと同時に、
小学校の高学年ではマラソン大会1位をとることができました。
そんな才能はないのに継続することで目標達成することができたのは親のおかげです。

ある人は親からいろんな習い事を課せられましたが、
自らそれにのめり込むことができたというのです。
与えられた環境に対応して、そこで集中力を発揮できている。
これは社会人に必要な能力です。
「どのような環境でもベストを尽くす」

先日、ISAK JAPANの代表理事である小林りんさんとお話する機会がありました。
東大卒、スタンフォード大学卒の後、
モルガン・スタンレー、国際協力銀行など
一見硬派な経歴ではあるものの、
小学校がきらいだったり、日本の高校になじめず、
カナダ高校留学に逃げる(本人的には)など苦労が多かったようです。

そんな中で何か没頭した時期はあるのかと聞くと
「ピアノを10年間毎日弾いた」ということでした。
最初は親に無理やりやらされて辛かったが、
小さなステップを積みながら、
だんだんのめり込んでいった、と。

小林りんさんと一緒にISAK JAPANを立ち上げた発起人代表である
谷家 衛さん(アスカホールディングス(株)取締役会長)は、
いろんな事業に投資しています。

そんな谷家さんがグローバル社会で必要なことは、
自分の個性をいかに育てるかということ。
自分が何をしたとかいうパッション(情熱)は大切にしてほしいと熱く語ってくれました。

このパッションは子どもの頃に意識することはないかもしれませんが、
与えられた環境の中で情熱をもって取り組むことができるのは大きな能力で、
これからの生き抜くチカラの大切な要素であると思います。

私は子どもたちのために、
小さなステップを積み上げて
成長していくことができる環境をつくっていきたいと思います。