なぜ本を読むことが大切か

「物語を楽しむこと」は、「社会的対応能力を高める」。

親御さんには魅力的な話ですね^^

ハーバード大学の進化心理学者の
スティーブン・ピンカー(Steven Pinker)は
「物語は、自分の社会集団において
他人との人間関係を学んだり、
発達させるのに重要な道具である」
と言っています。

マーケティング業界でも
ずいぶん前から言われています。
その裏にある物語を語ることで
商品が売れる、
お客さまはその紡がれた物語に惹かれて
商品を手にとるといったものです。

また、文化人類学者たちは、
物語を話すことが人間の文化の中に存続してきたのは、
それが集団の中の社会的結束を促進し、
未来の世代へ知識を伝える貴重な方法として
役に立つからでもあったかもしれないと言っています。

桃太郎や一寸法師などの日本昔話や
白雪姫やシンデレラなどの海外の童話などが
その一例ですよね。

そう言われれば、
私も映画化された
Never ending story(ネバーエンディングストーリー)
に入り込んで自分の想像の世界を広げていたなあ。

大学時代に
心理学クラスで学んだ「走れメロス」を
友人と熱く語っていたことをふと思い出しました。

その”物語”と”社会対応能力”の共通項は
「共感」です。

現実の人々を相手にする能力と、
物語に想像力豊かに反応する能力の間には、
「共感」があって、
「共感」は私たちに、
その両方の活動のために必要な技能を与えてくれる。

この冬休みに是非、
いろいろな本を
お子さまに選んであげて、
お子さまからお話を聞いてみてください。

ご家族の間だけの
「共感」が生まれ、
のちにその物語が紡がれていきます。

本を読みましょう(^^)/

Kay