オンライン授業ができない子の特徴

こんにちは、

kayです。

新型コロナ感染で世の中の状況が大きく変わっていますね。
みなさんもこの変化のスピードにしっかりついていってほしいと思います。

環境が先に変わるので、
自分もその変化についていく。

こういう柔軟性を持つことは大切だとつくづく思います。

さまざまな業界でオンラインを使うことがもはや常識。
しかもその流れは加速していきます。
そしていずれオンライン学校が主流となる時代がくる、そんな勢いを感じています。
特にスタンフォード大学附属のオンラインハイスクールは、かなりの需要が増えていると聞きます。

ただ、オンライン授業は生徒にとって効果的か否か。

当スクールも4月から導入してきていますが、
オンライン授業が効果的に活用できる生徒とできない生徒がいることが明確にわかってきたので
その点を共有したいと思います。

一番大切な点は「自己管理能力」があるかどうかです。

自分で学習計画をたて、スケジューリングし、それを遂行していく能力です。
自分で善悪(よしあし)を判断し、責任を持ってやり続けることができるかどうか。

そのくらいオンライン授業は個々の能力に委ねられます。

もちろん、提供側もスキルが必要です。
ワーク中ではやるべき内容を明確にする、
時間にコミットさせる、
適時適切に発言させる、
集中力が切れないように適時適切なタイミングでどこまでできているか確認することなど
工夫しなければいけません。

仮に
提供スクールが完璧な授業を提供し、
ZoomやSkypeやさまざまなツール・アプリを使えると前提とすると、
生徒一人ひとりの資質が問われます。

例えば、これまでこんなケースがありました。

小学生のある生徒は隣にお母さんがいるので、
お母さんの指示によってワークブックに取り組んだり、
お母さんにわからないところを聞いたりして、
当方の思うようには進まないケースもありました。

とりわけ、家庭でのゆるい時間の延長線になる場合があります。
10分程度のワークをしてくださいと言っても、
集中力が続かないことや、
家族のいるところにいって戻ってこないことなどがありました。

中学生でも
「この英文の意味を訳してください」というと、
別冊の日本語訳を見ながら訳していることもありました。

高校生は、
スマホで意味を調べているような雰囲気を出しながら、
LINEにいそしんでいることも。

大学の講義では
オンラインだと理解が薄くなってついていけないと泣く学生がいると聞きました。

オンラインでは
その状況を判断し、目標や時間に対してコミットするだけの
高い自主性を求められているということがわかります。
その時間・内容・目的に自律的に行動できるか。

リアルでもオンラインでも対応できる生徒になれるようになりたいものです。

実際、
小学4年生で2時間オンライン授業をできる生徒もいます。
しかも親のいない自分の部屋で授業を受けています。
大学生でもオンラインを理由に勉強できないと思ってしまう。

ですので、年齢ではないことは明か。

ではどうしたらいいか。

子供の考え方(マインドセット)を変えることです。
考え方を変えることで行動が変わります。

学校教育は課外の給食、掃除や昼休み、放課後などの時間も教育です。
その課外教育は友達とコミュニケーションを醸成する「楽しい」時間です。

でも学習の「楽しい」は知的好奇心をくすぐる「楽しい」が必要なので、
「楽しい」の中身が違います。

学ぶことによって、将来の選択肢が広がること、
脳よりも賢いコンピュータができてきて、ますます個性を伸ばすことが必要であること、
今の子ども達は100年、120年生きる時代なので学び続けることが必要であること、
学び続けるならば、早めに学ぶコツ、楽しさを知ることが必要であること。

正しい情報を子どもたちに与え、自分で判断させること。

そのために、何度も何度も子供と対話すること。

これが、一つの方法だと思います。

kay