生徒が「分からない」と言ったときに考えること

英語科講師各位

B1,B2レベル(英検2級程度以上)の生徒が「分からない」とか「難しい」という発言があった場合、
次のカテゴリを分析してみると分かってくる場合が多いです。

1 単語・熟語
2 文法
3 構文(文の構造)
4 設問文の意味
5 背景知識(文章内容の周辺知識、関連知識)

この1・2と3は、知識不足。これらの理解を促進することで「分かる」ことにつながります。

4は質問の本質の理解が必要です。質問の真意を一緒に読みながら理解促進していきます。

5は現代文や小説を含めた日本語での理解もできていな場合が多いです。
日本語の本を読んでまずは知識を蓄えることで、英文での文章推測がしやすく早く理解することにつながります。

まずは
何が分からないのかを上記カテゴリを使って、生徒自身で振り返る機会を与えてください。
自分で考えるクセをつけることがポイント。
そして、解決に結びつけます。

なお、理解促進のためには具体的な例(身の回りの事例や例文など)を挙げると記憶に残りやすいです。
講師は抽象的なものを具体的に説明できる能力がキーポイントです。
その際、相手が幼稚園、小学生の英語初学生でも分かるほどの言葉を使って説明してください。
難しいことを難しく説明しても意味不明です(講師初心者マークにありがち)。
そしてさらにプロは知的好奇心をくすぐりつつ、記憶に残りやすいようにユニークな話を作ることができます。
そのために我々講師も普段からいろんな分野の情報を集めることは重要です。
これは講師に限らず、ビジネスパーソンであれば当然のコミュニケーションスキルです。

日々精進していきましょう!

日本の未来を担う子どもたちのために。

Kay