CDかけ流しは有効か?

結果からいうとCDかけ流しは効果があります。

ただ、「聞いているだけでしゃべれる」というのはありえません。

まず、英文の内容を理解すること。
その後、英語のシャワーを浴びます。

かけ流しというのは、無意識に脳の中に英語環境を作っている状態であり、
聞いている内容を理解していることとは違うからです。

一般的に学習活動は「条件学習」と「概念学習」に区分されます。

条件学習:言語を習慣として機械的・無意識的に習得していく幼児期の子供の特性

概念学習:文法規則の積み上げを核とした分析的、概念的なアプローチによる学習方法

下図のように10歳で条件学習と概念学習のラインが逆転しています。9〜10歳までに十分な条件学習、つまり無意識的に英語を聞いたり、読む機会を確保することがポイントとなります。別のブログでご紹介していますが、このような理由から赤ちゃんのときから英語の「音」を聞くということは英語学習の点から意味のあるものだといえます。

さて、本題に戻りますが、かけ流しは聞いたことに対してイメージとリンクさせ、反復によって機械的に習得するか、分析的、概念的に理解するかをして初めて効果を生み出します。

つまり、どんどんCDかけ流しでインプットし、たくさんアウトプットして習得するというプロセスにおいて非常に有効な学習方法です。